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自動命名システム [English]
概 要 対象ポリマー 参照書籍 特別表記 使用方法

◆ 概 要
自動命名システムを用いるとホモポリマーのIUPAC構造基礎名をモデリングツールで作図し、自動作成することができます。
また、PoLyInfoに登録済のポリマーがある場合はリンクを表示します。
(注) 自動命名システムは完全ではありません。命名した名称については各自、確認・修正してお使いください。


◆ 対象ポリマー
線状ホモポリマー (末端基、イオンを含むポリマー、また、PoLyInfoに基本要素登録のないポリマーについては対応していません。)


◆ 参照書籍
高分子の命名法・用語法, 高分子学会 高分子命名法委員会 訳 (講談社サイエンティフィック, 2007)


◆ 特別表記
  • 重水素を含むポリマーの名称に関して、IUPACでは通常 2H と表現しますが、一般的な命名規則(重水素を d と表現)を用いています。
  • 五配位の化合物であることを意味する λ5 (IUPAC方式)は lambda5 と表現しています。

◆ 使用方法
  1. 上部のメニューより "Nomenclature" の "IUPAC structure based name" をクリックし、モデリングツールを立ち上げます。



  2. パレットおよび "Libraries" より基本要素を選択し、それぞれつなぎ合わせて目的のポリマーの構造を作成します。
    [作図方法]



  3. モデリングツールのツールバー内 "Tools" から "Nomenclature" を選択し、実行します。



  4. 作成したポリマー構造のIUPAC構造基礎名が表示されます。



    • generated name:
      自動命名システムで作成したIUPAC構造基礎名を表示します。

    • matched in PoLyInfo DB
      同じ構成単位 (CU)のポリマーが既にPoLyInfoに登録されている場合、そのポリマーのPIDを表示します。
      クリックすると"CU Information" に移動します。

◇ ツールバーの内容
File
New (モデリングの新規作成)
Quit (モデリングの終了)
Edit
Undo (操作の取り消し)
Redo (操作の再実行)
All clear (全消去)
Replace (基本要素の置換)
Delete (基本要素の削除)
Node exchange (基本要素の反転)
Compact (繰り返しの簡略表現)
Expand (繰り返しの簡略表現からの展開)
Libraries
Chain Elements (鎖状の基本要素)
3-&4-Membered Rings (3員環と4員環)
5-Membered Rings (5員環)
6-Membered Rings (6員環)
5+6-Membered Rings (5員環と6員環が縮合した構造)
6+6-Membered Rings (6員環二つが縮合した構造)
Others (上記以外の基本要素)
Utilities
Hystory (履歴を表示)

Tools
Nomenclature (作図したポリマーの命名を実行)

◇ モデリングツール実行環境
モデリング ツールは、Javaアプレットになっており、以下の環境が必要です。"by Modeling" が動作していれば必要ありません。
Java Runtime Environment (JRE) バージョン1.3.1以上

Java Runtime EnvironmentはSun Microsystems社が提供するJavaTMの実行環境です。
http://java.sun.com/j2seから無料でダウンロードすることができます。